今回はソニーのミラーレスカメラ「a6100」についてレビューしていきます。
フルサイズではなくAPS-Cにしたことによりボディサイズと価格を抑えていて初心者向けの印象を持ちました。
このカメラを購入して約2年間使ってみたのでレビューをしていきます。
ソニーのaシリーズ
ミラーレスカメラを各カメラメーカー力を入れてきていますがその中でも代表的なのがソニーのAシリーズです。
APS-C機からフルサイズまで幅広い種類のミラーレス機を発売しています。
a6100の主な特徴
a6100はSONYのミラーレス機となります。
特徴としては
- APS-Cセンサー搭載
- ミラーレスカメラ
- SONYの技術が詰め込まれている
- チルト式モニターを採用
- usb給電に対応
小型でありながらソニーの技術を凝縮したミラーレスカメラになります。
一眼カメラなのにコンパクト
コンパクトデジカメと見間違うほどボディがコンパクトでキットレンズもかなり小さいです。
本当に一眼カメラなの?って驚くほど小ささで旅行でも日常でも持ち運びやすいです。
撮影する時にカメラをすぐに取り出すのに苦労してしまうことが多いのですがこの大きさではすぐに撮影が可能なんですよね。

一眼カメラでありながら自撮り可能
チルド式モニターを採用しているので自撮りができます。
重量も比較的軽いので片手で持つことができ一眼カメラのレンズで自撮り撮影が可能になっています。
集合写真を時間差でシャッターを切って撮影する際にもこの自撮り撮影は活躍します。
素早いAF性能
コンパクトなミラーレスでありながらAF性能は十分に備わっています。
ソニーの最新技術が積み込まれていてスタンダードモデルとは言え、十分過ぎる性能です。
良かった点
持ち運びがしやすい
ミラーレスなので本当にコンパクト。普通にコンデジに見える程小さいです。
フルサイズになるとセンサーサイズの関係でどうしても大きくなってしまうのでaps-cセンサーの特権ですね。
USB給電可能
USB給電ができると予備のバッテリーが無くてもモバイルバッテリーさえあればなんとかなると個人的には思います。
いちいちバッテリーを取り外して充電する必要はありません。
ただコードが必要だったりして撮影しながらの充電はできたとしても現実的ではないので予め使わない移動中に充電するのがいいかなと。
コスパ最強
フルサイズではないのですが10万円程度で買えて画質や機能の性能がAPS-Cトップクラスなんですよね。
AFも優秀なので望遠レンズがあれば動体撮影も可能で1秒約11コマの連写ができる。
本当にコスパに優れていて初心者向けのエントリーモデルの中では一番だと思っています。
コスパ最強
AF機能が充実していてピント合わせも早いです。
さすがに上位機種には劣る部分がありますが値段のことを考えると充分なAF性能を備えています。
全体的な性能のバランスがよく初心者には扱いやすい1台となりえるでしょう。
価格も10万以内で購入できます。
気になった点
メニューが扱いにくい
無音シャッターが使えるモードが限られる
モードによっては無音シャッター機能が使えません。
オートモードもその1つなのですが周りの環境に応じて使い分ければいいかなと。
無音シャッターは周りに配慮できるのがメリットですが歪みが発生しやすいので必ずしも必要とは限りません。
転送するアプリの不具合
Wi-Fiが装備されてるのだけれどスマートフォンに転送したい場合がうまくいかない事が度々あります。
特に気になったのはカメラの画像をiPhoneで確認する際に読み込みが時間かかってできない。
なので自分の場合はクラウドに一旦保存して移動させるかカメラから欲しい画像を選択したりしてます。
あくまでもこの不具合はiPhoneで起こってるのでAndroidは正常に読み込める?かも。
現像される方であればカメラから直接データを移動させることはあまり無いので気にする必要はないですね。
連続撮影枚数が少ない(バッファ)
a6100は連写速度は速いですがその分連続で撮影できる枚数が少ない事が気になります。
特に連写で撮影したい場合は上位機の6400を購入した方がいいと思いますね。
気になったので比較してみました。
a6100
JPEG Lサイズ エクストラファイン:76枚, JPEG Lサイズ ファイン:77枚, JPEG Lサイズ スタンダード:77枚, RAW:33枚, RAW+JPEG:31枚
a6400
JPEG Lサイズ エクストラファイン:99枚, JPEG Lサイズ ファイン:115枚, JPEG Lサイズ スタンダード:116枚, RAW:46枚, RAW+JPEG:44枚
このように多少の差があるので連写して使うシーンが多い方はa6400を選ぶといいです。
動体撮影では連写性能が重要になってくるのでその場合はa6400の方がおすすめです。
とは言えそこまで性能に差があるわけではないので安いa6100を購入しても全く問題ないと思いますね。
ダイヤルロックが無い
エントリーモデルで余分なものを省いているので仕方がないですがダイヤルロックなどがないので鞄の中に入れておくと設定が変わってしまっていたなんてことが多いですね。
おすすめの望遠レンズ
aシリーズのミラーレスはEマウントです。
ミラーレスなので持ち運べるかつ焦点距離がそこそこあるレンズとなるとソニーのapsc専用望遠レンズSEL70350Gとシグマのライトバズーカでしょうか。
ただ後々フルサイズ機に乗り換えを考えるとライトバズーカを購入するとレンズ資産を使いやすくなると思います。
レンズを購入する際はメーカーとマウントを必ず確認する必要があります。
APS-Cのレンズかフルサイズのレンズで迷っている場合にはフルサイズ対応のレンズをお勧めしたいです。
コスト的に高くなってしまいますがフルサイズのレンズをAPS-Cで使用しても問題ないですし将来フルサイズに切り替えた時もレンズを買う必要がありません。
また将来カメラを買い替える予定がありメーカーを変える場合は今持っているレンズが使えなくなる可能性があるのでその場合には注意が必要です。
まとめ
- 軽量でコンパクト
- USB給電可能
- 瞳AFやiso感度は上位機に近い
- 連写できる分バッファ容量が気になる
まとめるとこんな感じになります。画質はやはりフルサイズに負けますが瞳AFだったりある程度ISO感度をあげられるのはいいと思いました。
非常にバランスの取れた機種で初心者向けで使えるミラーレスカメラと言えると思います。
ただ連写ができるのにバッファ容量があまり高くないので動体撮影する方は上位のa6400を購入を検討するのも方法ですね。